雨が降ったときに窓の下枠に雨水が溜まる。雨が止んでも下枠に雨水が少し残っている。とお問い合わせを頂く事があります。
実はそれは密封性を保持するために、引き違い窓は水頭方式という構造を採用しています。雨が降ると、雨水は障子と枠の間や障子の中を通って下枠に流れて溜まります。水頭方式では、上の図のように、溜まった水の重さを利用して外から侵入してくる水を押し返しながら徐々に排水します。また、雨が止んだ後、溜まった雨水は排水弁などから排水されます。水の表面張力で下枠に雨水が残る場合がありますが、窓の性能には影響はありません。
知らないとビックリしてしまう現象ですが、雨が止んだ後は自然と乾いてなくなります。気になる方は拭き取ると良いみたいですね!