家の庭や門周りなどのエクステリア工事を考えている方は、まずは問い合わせや見積もり依頼をすることになるでしょう。エクステリア工事も注文住宅と同じように、設計をして施工を行います。まとまった金額を支払うことになるため、慎重に工事内容などを検討したいところです。そこで、今回の記事では見積もり依頼の注意点と見積書の内訳を紹介します。
見積り依頼時の注意点
エクステリア工事の施工会社を選ぶには、まずは電話やメールで問い合わせをし、資料を取り寄せます。このとき、1社のみの資料を請求するのではなく複数の施工会社の資料を請求しましょう。
ただし、できるだけ多くの施工会社から取ったほうが良いというわけではありません。あまりに候補が多くても迷ってしまうことになるので、資料の段階で3社程度に絞ると選びやすくなります。
エクステリア工事は工事内容や価格など、会社によって大きな差が出ることがあります。見積もりを取った際、自分の希望がしっかり反映されているか、「工事一式」には何が含まれているのかなどをしっかり確認しましょう。また、肝心な価格も具体的に把握し、各社を比較してください。
工事費用の安さのみで判断しない
なるべくなら工事費用は抑えたいもの。しかし、費用は安ければ安いほど良いというわけではありません。工事費用の安さだけに飛びついてしまうと、品質が悪かったり、納得のいかない仕上がりになってしまったりと後悔することも考えられます。
安い見積書を提示して、手抜き工事や低品質の素材を使う施工会社も残念ながら存在します。また、低価格で発注した場合、希望通りの工事がされないことがあり、工事中に希望に添うように修正していくうちに見積もりよりも高額になってしまうこともあります。見積もりの段階で、金額だけでなく工事内容もしっかりと確認しましょう。
見積書の内訳が明記されているか
見積書のなかには、工事一式などと大雑把に記載されているだけで何の費用かわからないものもあります。見積もりに記載されている項目が細かいほど工事内容が明確です。また、疑問点を丁寧に説明してくれる施工会社かどうかも同時に確認しておくと安心です。
一方、大雑把に記載されている工事費用の内容を詳しく説明できない施工会社は、あまり信用しないほうが懸命です。信用できない施工会社の見積もりには、工事範囲や工事内容だけでなく、どのような部品を使用するのかも記載されていないことがあり、支払いに不安が残ることも考えられるでしょう。
ずさんな施工会社を選んでしまった場合、希望が反映されていないことも考えられ、あとから追加工事が必要になり、その結果費用が高額になってしまうこともあります。このようなトラブルを避けるためにも、見積書の内訳が明記されているかどうかは大切なポイントです。
エクステリア工事の見積書の内訳
エクステリア工事の見積書はしっかりと確認しなくてはなりません。ここでは、見積書の内訳にはどのようなものがあるのか紹介します。
現場測量費
エクステリア工事をするには、施工現場を測量して正確な高低差を実測する必要があります。現場測量費はそれにかかる費用のことです。
現場測量は現場の状況を正しく知るために重要で、正確な見積もりを出すために欠かせない項目です。現場測量費が記載されていない見積書は、現場を見ずに作られた可能性があるため、必ず確認が必要な項目です。
土工事費
土木工事費は土を掘ったり廃棄したりするのにかかる費用です。廃棄費用は土の状態によって違いがあり、現場を見て土の状態を確認しないと正確に算出ができません。
例えば、花壇や畑に使えるような土であれば廃棄の費用は安く済みますが、石やコンクリート片などのガラを含んだ土は産業廃棄物として廃棄しなくてはならず、残土処理費用が高くなります。
実際に現場を見て土の状態を確認しないとわからないことなので、細かく細目が記載されていない見積書は注意しましょう。
製品価格
製品価格はフェンスやカーポート、門扉などメーカーが製品として販売している部品の価格のことです。エクステリア工事で部品を使用する場合は必ずかかってくる費用ですが、見積書がきたら確認するべき項目でもあります。
依頼主が希望する価格やデザインのものかどうか、打ち合わせで取り決めた製品が使われているかどうかをチェックしましょう。
取付工事費
製品の費用は、その製品そのものの金額です。製品はそのままというわけにはいかず、設置するには人手を使って組み立てや取り付けが必要です。そのため、取付工事費が見積書には記載されます。
既製品ではぴったりのサイズにならない場合は製品を加工する必要が出てきます。その場合は、加工費が加算される場合もあります。
左官工事費
門柱やアプローチなど人目にもつきやすいところは、仕上がりの美しさが求められます。コンクリート打設の表面仕上げなどの作業費が、左官工事費が記載されていることがあります。
雨の日ではコンクリートの表面がざらざらになってしまう、質が低下してしまうなど、美しさに欠ける仕上がりになってしまうことがあります。信頼できる施工会社は雨の日を避けて表面の仕上げをおこないます。あらかじめ見積書に記載されている会社は信頼できるといって良いでしょう。
重機運搬費
エクステリア工事では、大型の重機を使うことも考えられます。その場合、使用する重機を現場に運ぶための費用が発生します。通常、重機の運搬は外注になるため、費用として計上されることになります。
諸経費
エクステリア工事には、会社の事務経費や営業経費など工事費用に直接含まれない費用もかかっていきます。これらを諸経費といい、どのような施工会社でも必ずかかる費用になります。諸経費の相場は全体の10%程度とされています。現場工事を円滑に、かつ安全に完遂させる為にも、理解が必要です。
現場管理費
現場監督を配置する費用や、各種申請に関する費用として現場管理費というものがあります。手抜きや未熟な工事を防ぐには現場のチェックは必要不可欠です。ただし、思ったよりも高額であると感じた場合には、内容をしっかりと確認し納得するまで説明を受けましょう。
付帯工事費
付帯工事費用は、エクステリア工事において本体工事に付帯して発生する本体工事費用以外の費用です。既存の壁やフェンスの解体、物置の移動、植栽の追加などが考えられます。
見積もりの段階で、工事内容を一つ一つ確認しておきましょう。依頼主が依頼したつもりになっていた工事が見積もり時に見落されていると、追加工事になってしまいます。
まとめ 平塚市にお住まいの方はレバレッジハウス (MADOショップ平塚西八幡店)へエクステリア工事の見積もり依頼を
今回の記事では、エクステリア工事の見積もりについて注意するポイントや内訳などを紹介しました。
一つの会社にこだわらず複数の会社から見積もりを取り見比べてみることで、良いエクステリア施工会社と出会えます。また、どのような費用がかかるのか把握しておくことで、余分な追加工事をする必要がなくなるので、見積書はしっかりと読み込みましょう。
平塚市にお住まいの方で、エクステリア工事に関心のある方は、ぜひMADOショップ湘南西八幡店へ見積もり依頼をしてください。